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No.44 木魚

『木魚』はなぜ"魚"なのか?と、いう疑問を持たれた方も多いと思います。しかも叩く事に何か意味があるのだろうかと思う方もいるでしょう。そういうことを含めて、では、突然ですが問題です。 Q、『木魚』を鳴らすのはどういう意味があるでしょうか?次の4つから選んで下さい。
① 眠気を起こらないようにするため
② 霊魂を呼ぶため
③ 周囲の雑音を消すため
④ 足のしびれをまぎらわすため



これは某TV番組で出た問題です。皆さん、わかりましたか?
答えは今回の木魚の話の中に出てきますので最後まで読んで下さい。

 『木魚』は禅宗や天台宗、そして淨土宗なので使用されます。『木魚』はもともと魚板(ぎょばん)といって、魚の形をした板を吊るした物で、法要の始まり、食事の時などにそれを叩いて修行僧を集合させるための道具でした。なぜ魚の形をしているのかというと、諸説ありますが、「魚は昼夜目を閉じないということから寝る間を惜しんで修行に精進しましょう」という意味が一般的だと言われています。

 ここからは答え合わせですが、お念仏の時などに拍子を取る為に木魚を叩きます。これは一定のリズムを刻むことにより眠気を覚ますという意味もあるので、上記のような問題の場合答えは①になります。皆さん正解したでしょうか?

 木魚を置いていない家もあるとは思いますが、こういう云われもあるので木魚も一緒に揃えられてはいかがでしょうか?