お葬儀が終わり、満中陰法要(49日)までにいろいろと進めていかなければならないことが多くございます。
その中でも重要なことは、お仏壇とお位牌についてでございます。
私達仏教徒にとって、もっとも大切なものは、お仏壇とお位牌です。ぜひともお家(おうち)には、お仏壇をお祀りしたいものです。
すでにお仏壇があるお家は、お位牌をご用意して頂いて満中陰を、お迎えすればいいのですが、ないお家は、満中陰までにご用意しておきましょう。
お仏壇と申しましても、(※宗旨、宗派によって祀り方やお仏壇の形、内容も変ってきます。)どのようなお仏壇をご用意すればいいのか等、分からないことも多いとことでしょう。お付き合いのあるお寺さん、またはお葬儀の時にお世話になった所に相談されるといいでしょう。
お位牌ですが、お葬儀のときの「白木のお位牌」は、中陰の間だけの「仮」のお位牌です。中陰がおわれば、本位牌(塗りのお位牌)をお祀りします。
お仏壇、お位牌ともにご用意に1週間から2週間かかります。また、お家にお迎えしましたら、開眼式(お魂入れ)をしなければなりません。満中陰法要の前に開眼式をすることもございますので、お仏壇とお位牌についてはお早めに決めて頂いた方がいいことでしょう。また、開眼式の時にお供えする物は、地域によって異なります。お寺さんに聞くとよいでしょう。
お念仏はどこででもお称え(おとなえ)できますが、お仏壇に向かってお称えすることは、極楽浄土や故人様のことを、より一層強く思い描くことのでき、落ち着ける一番大事な場所になることでしょう。