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浄土宗の日常のお勤め

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浄土宗の日常のお勤め

No.19 開経偈

無上甚深微妙の法は、

百千万劫にも遭い遇うこと難し。

我れ今見聞し受持することを得たり。

願わくは如来.真実義を解したてまつらん。



 開経偈とは、お経を唱える直前の偈文であります。

 浄土宗において、最も重要な経典は 「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」の浄土三部経であります。

 浄土の教えによりますと、どのように煩悩の深い人であっても、どのように悪業を重ねた人であっても、すべて阿弥陀仏に救われるという教えこそが「無上甚深微妙の法」であります。

 私たちは、み仏の教えに遇うことが難しいと思いがちですが、お経を通して、たえず私たちに語り続けられ、導いておられるのですから、心して拝読しなければなりません。

 浄土三部経を拝読すると、ひたすらに念仏を唱え、浄土に往生せよと、お勧めになる声が聞こえてくるのです。