総回向偈 願わくはこの功徳をもって 平等一切に施し、 同じく菩提心を起こして 安楽国に往生せん。 この偈文は、善導大師が『観無量寿経』について解説した 『観経疏』(かんぎょうしょ)の一部分です。 日常勤行で、香偈から始まって念仏一会を終わったところで この偈文を唱えるわけです。 ここまでのお経やお念仏の功徳を全ての人と 平等に分かち合い共にさとりを求める心を起こし、 阿弥陀さまの浄土である安楽な世界に みんなで生まれ変われるようにと お互いに励ましあうという意味です。