「法然上人二十五霊場」二十二番霊場の紹介です。
第二十二番 京都 浄土宗 大本山 百萬遍 知恩寺
ご本尊 釈迦如来(慈覚大師作)
ご詠歌
われはただ 仏にいつか 葵草(あおいくさ)
心のつまに 掛けぬ日ぞなき
元今出川小路(今の相国寺の地)にあった法然上人の草庵を、弟子の勢観房源智上人が知恩報恩(ちおんほうおん)のため、御影堂を建立し知恩寺と称されました。
その後第八世善阿空円上人は、元弘元年(1331)疫病が流行した折、後醍醐(ごだいご)天皇の勅(ちょく)を奉じて、宮中で、七日間百萬遍念仏を修したところ霊験があり、これにより、天皇から百萬遍の寺号及び大念珠、空海筆「利剣名号」を下賜(かし)されました。
毎年四月の法然上人御忌会と、毎月十五日に百萬遍大念珠繰りがおこなわれています。
玉圓寺でも十日十夜法要会(じゅうにちじゅうやほうようえ)のときに大念珠繰りを行っています。