「法然上人二十五霊場」十四番霊場の紹介です。
第十四番霊場 京都 浄土宗 小松谷 正林寺
ご本尊 法然上人
御詠歌
千歳(ちとせ)ふる 小松のもと 住みかにて 無量寿仏の 迎へをぞ待つ
もとは、小松内大臣 平重盛(たいらのしげもり)公の別邸で、信仰の厚い平重盛公は邸内に四十八の灯籠を点じて念仏行道された道場でした。
平家没落後、九条関白兼実公の山荘となり月輪御殿造営の時この地に、別にお堂を建立し、法然上人をお招ねきになり法談をお聴きになり、ついに建仁二年(1202)剃髪された旧跡でございます。
また法然上人が讃岐の国へ御流罪の折、この地より出立されたと伝えられています。
※念仏行道 列を作って念仏を称えながら本尊や仏堂の周りを右に回って供養礼拝することです。
近くに京都国立博物館がございます。足をのばして、見学されてはいかがでしょうか。