「法然上人二十五霊場」十九番霊場の紹介です。
第十九番 京都嵯峨 浄土宗 法然寺
ご本尊 法然上人五十三歳自作尊像
御詠歌
ただ頼め(たのめ) よろずの罪は 深くとも わが本願の あらんかぎりは
熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)は、平家追討の合戦に名をあげましたが、世の無常を感じ法然上人を師と仰いで出家され、法力房蓮生(ほうりきぼうれんせい)と改名されました。
蓮生は、念仏の法門に深く帰依したので法然上人から、ご自作の尊像を賜り、それを捧持して故郷の埼玉熊谷に下向しましたがその後に霊告を受けて再び京洛に奉安して法然寺と号されました。
以来、たびたびの兵火に遇いましたが、幸いにも尊像は、ここ嵯峨野の地に、久しく安置されています。
嵐山嵯峨野にあり、一年を通して、四季おりおりの景色が楽しめることができます。