今回は一枚起請文の中身について、触れたいと思います。
ひと言に中身と申しましても、この一枚の紙には浄土宗の教えの真髄がつまっています。
言葉ひとつひとつに、深い意味合いがあります。その中でも、大切な部分だけを触れさせて頂きます。
『ただ往生極楽のためには、南無阿弥陀佛と申して、疑いなく往生するぞと思いとりて申す外には別の子細候わず』という言葉があります。
訳しますと『私達が極楽に往くには、「極楽に往くぞ」と信じて「南無阿弥陀佛」と称えるしかないのです。それ以外のことは気にしなくて良いのです。』となります。
つまり、『極楽を信じ、阿弥陀様を信じて、「南無阿弥陀佛」と称える念佛だけが、私達が極楽へ往ける方法です』といわれています。
何も難しい事しなくても、ただお念佛を称えるだけでいいのです。
極楽に往くために一緒にお念佛を称えましょう。
「南無阿弥陀佛・・南無阿弥陀佛・・南無阿弥陀佛・・」