「牛にひかれて善光寺詣り」とことわざにもある長野県の善光寺は、浄土宗の大本山と思われていますが、実は、善光寺は大本山ではありません。
善光寺の中に「善光寺大本願」というお寺があります。こちらのお寺が、浄土宗の大本山になります。
善光寺は、「~宗」というような宗派はなく、全ての仏教の宗派のお寺です。
善光寺のお世話をさせていただいているのが、浄土宗と天台宗です。
善光寺の中には、たくさんのお寺があります。善光寺のお世話、参拝者のための宿坊となります。
それらのお寺は、浄土宗と天台宗のお寺になります。
それぞれの宗派のお寺のまとめ役のお寺が、浄土宗が「善光寺大本願」 天台宗が「善光寺大勧進」です。
そして、「善光寺大本願」「善光寺大勧進」の住職が、善光寺の住職を兼ねています。
善光寺大本願の御詠歌は
ふみまよう こころの闇をてらしませ わしのみ山にのぼる月影
善光寺大本願は尼僧寺院で、歴代の住職は、尼公上人です。
また、尼公上人は、皇族の方、堂上貴族からお迎えされてきました。
善光寺大本願では、毎早朝、上人がお勤めのために徒歩で本堂へ向かわれます。
その往復の道すじに信徒の皆様が膝(ひざ)をついて参列し、尼公上人にお念珠を頭に頂く(なでていただく)「御念珠頂戴の儀」が行われています。
機会があれば、ぜひ参列していただきたいと思います。
次回は善光寺をご紹介します。
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皆様の親身になって、お力に慣れればと思い、日々精進しております。
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