先日、滋賀県の浄厳院(じょうごんいん)という寺院に参拝させていただきました。
浄厳院は、天正六年(1578年)織田信長によって建てられました浄土宗の寺院です。
浄厳院は当時、浄土宗の近江一国(現在の滋賀県)の総本山とされました。
本堂をはじめ、五つの国指定重要文化財を所有しています。天正七年に浄土宗と日蓮宗との間で安土宗論(安土問答)がおこなわれたことで有名です。
宗論に勝った浄土宗が唱えた「かちどき念仏」は今も伝えられております。この「かちどき念仏」は浄土宗側の勝利を喜んだ信者達がその喜びを鉦と太鼓で威勢よく唱えたことに由来しており、浄厳院独特のものとされております。
浄厳院の本堂は弥勒堂といわれています。以前は天台宗興隆寺の本堂であり、それを移築されたことに由来されています。本堂の名前は、「弥勒堂」ですが、阿弥陀様が祀られています。
お参りの後は、近江八幡の散策をされてはいかがでしょうか。
八幡まつりの日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)などがあります。
八幡堀含む旧市街は、「近江八幡市八幡」の名称で重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。堀川を屋形船でいく「八幡堀めぐり」などもあり、伝統的な古い街並みを堪能することができます。
近江商人の町だけに、私達でも知っている会社がここから生まれたりしていますので、その歴史を見るだけでも楽しむことができます。
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