「法然上人二十五霊場」七番霊場の紹介です。
第七番霊場 大阪 浄土宗 一心寺
ご本尊 阿弥陀如来
御詠歌
阿弥陀仏(あみだぶ)と いふよりほかは 津の国の なにはのことも あしかりぬべし
法然上人は文治元年(1185)の春、四天王寺の西の門近くに草庵を結び、美しく輝く太陽が西に沈むすがたに、西方浄土をしのばれて、日想観を修められました。
ある時、後白河法皇が四天王寺へ参拝の折、草庵に法然上人を尋ねられ、共に日想観を修められたという逸話もございます。
大阪夏の陣では、徳川家康方の本陣として激戦地となりました。戦(いくさ)のあと住職存牟上人(ぞんむしょうにん)は両軍戦死者の供養をなされました。
近年では、「骨仏の寺」として有名でございます。
※日想観 『観無量寿経』に説かれる修行の一つ。
西に沈む太陽を観察して、西方の極楽浄土を想い浮かべる修行です。
鉄とコンクリートによる近代的な観がある山門、同じく近代的な様相の仁王像がございますのでご覧下さい。
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