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法然上人
No.50 一枚起請文3
今回は、一枚起請文の「智者のふるまいをせずしてただ一向に念仏すべし」という言葉について触れたいと思います。
原文のままでもわかるかとおもいますが、訳しますと「賢く物事を良く知っていたとしても、それらを行動にあらわしたりしないで、ひたすらに念仏だけをしましょう」という意味です。
「行動にあらわす」というのは、少し解りにくいですね、簡単にいいますと、いろいろと理屈を考えたり、求めたりすることです。つまり、「お念仏を称えることに理屈など必要は有りません。阿弥陀様を信じてひたすらお念仏するだけでいいのです。」という意味になります。
この部分は、一枚起請文のまとめの言葉であり、法然上人が私達に一番残したかった言葉だと思います。そして、私達浄土宗の教えの根本でもあります。
私達もこのお言葉に従って、ただ一向に念仏しましょう。
「南無阿弥陀佛、南無阿弥陀佛、南無阿弥陀佛・・・」
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