和尚のひとりごと№1486「偈文78」
和尚のひとりごと№1486「偈文78 日中無常偈」
日中無常偈(にっちゅうむじょうげ)
(意味)
この世において精進を怠れば、それはまるで根のない樹木のようなものである。花を摘んで日光の下に置いておけば、その鮮やかさはどれほど保つことができるだろうか。人の命もまた同じようであり、この世の無常はほんの一瞬のことである。仏道を行ずる者たちよ、精進を怠らず完全なる覚りの境地に至りなさい
『往生礼讃』の無常偈の一つ。日中礼讃偈を終えるにあたり、この世のあらゆるものが無常であることを説く偈文。