和尚のひとりごと№1421「偈文15」
和尚のひとりごと№1421「偈文15 勝鬘偈」
(意味)
御仏の妙なる御姿は、この世に同様のものなど存在しない程です。
他と比べるなど思いもよらないことです。
それ故にまさに今、私は仏を敬い礼拝致します。
如来のおすがたは尽きることなく永遠に続き、その智慧もまた然りです。
そして説かれた教えは永遠の真理です。それ故にまさに今、私は仏に帰依致します。
聖徳太子も注釈を著わした『勝鬘経(しょうまんぎょう)』は詳しくは『勝鬘師子吼一乗大方便広経』。一乗真実と如来蔵を説く代表的な中期大乗経典で、在家信者によって法が説かれる点に特色がある。仏を讃歎すること止まないこの偈文は、本来釈迦如来を讃えたものであった。