和尚のひとりごと№1309「真身観文12」
和尚のひとりごと№1309「真身観文12」
但當憶想、令心眼見。見此事者、即見十方、一切諸佛。
たんとうおくそうりょうしんげんけんけんしじしゃそっけんじっぽういっさいしょぶつ
ただ、まさに憶想して、心眼をして見せしむべし。この事を見る者、すなわち、十方の一切諸仏を見る。
【言葉の説明】
憶想 推測して想像すること
心眼 物事の大事な点を見通す、鋭い心の働き
【現代語訳】
しかしここまで想い描いてきたことをたよりにして、無量寿仏のお姿を心眼で見よ。このような無量寿仏のお姿を見る者は、そのままありとあらゆる世界の全てのみ仏を見奉っているのである。
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
浄土三部経 (岩波文庫)