和尚のひとりごと№1300「真身観文3」

和尚のひとりごと№1300「真身観文3」

 

佛身高、六十萬億那由他、恆河沙由旬。
ぶっしんこう ろくじゅまんのくなゆた、ごうがしゃゆじゅん

 

仏身の高さ、六十万億那由他、恒河沙由旬なり

 

【言葉の説明】
那由他    数の単位 10万 100万 1千億と記されている。 具体的な数量を指しているわけでない。  
恒河沙    ガンジス河の砂を意味する 数量が多く数えきれないことのたとえ。
由旬      長さの単位 一由旬が具体的にどの程度の長さなのかは明確ではない。インド思想一般では約一四・四キロメートルとなるが、仏教ではその半分程度の長さとして定義している。例えば『俱舎論』によると、一由旬は八 俱盧舎であり、一俱盧舎は五〇〇尋(ひろ)であるとされるから、一由旬は四〇〇〇尋となり、一尋を約一・八メートルとすれば約七・二キロメートルとなる。

 

【現代語訳】
またその身長は六十万億那由他恒河沙由旬というとてつもない高さである。

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
浄土三部経 (岩波文庫)