和尚のひとりごと№1287「四誓偈3」
我於無量劫 不爲大施主 暜濟諸貧苦 誓不成正覺
がおむりょうこう ふいだいせしゅ ふさいしょびんぐ せいふじょしょうがく
我れ無量劫に於て 大施主と為り、 普く諸の貧苦を済わずんば 誓って正覚を成ぜじ
【言葉の説明】
大施主 施す者
貧苦 経済的に貧しいこと 貧困
【現代語訳】
私はたとえ無量劫を経ようとも、恵みを施す大いなる主となり、貧困にもがき苦しむあらゆる人々を、すべてみな救わない限りは、完全なる覚りの境地にはけっして入るまい。
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房