和尚のひとりごとNo1141「法然上人二十五霊場 八番」
和尚のひとりごとNo1141 法然上人二十五霊場 報恩講寺(八番霊場)
第八番霊場 紀伊 西山浄土宗 報恩講寺
ご本尊 圓光大師法然上人(御直作の像)
御詠歌
極楽も かくやあるらん あらたのし
はやまいらばや 南無阿弥陀仏
承元元年(1207)十二月、法然上人はやがてその罪をゆるされて京に帰られる際、海上が荒れて油生浜(ゆうがはま)に漂着されました。
この時、豪族 孫右衛門をはじめ村人が上人の慈顔温容を拝し、上人のお世話をすると共に御化益を蒙(こうむ)り帰依されました。
村人は名残りを惜しんでお帰りお止めしましたが、上人は自らのお姿をうつし刻まれ、開眼の上、村人に授けられました。
また、この余材で百万遍大念珠も作られました。そして御尊像を安置する為に建てられましたお堂が報恩講寺の由来(ゆらい)でございます。
風格ある四天王像がございますのでご覧ください。
化益 人々を仏道に導くことです。