和尚のひとりごと№1929「一百四十五箇条問答」9

和尚のひとりごと№1929「一百四十五箇条問答」9

『一百四十五箇条問答』 答

 

お答えします。これは「理観」といって、わたくしどもでは不可能なものです。僧が長年の間、習得してさえも、容易にできるものではありません。ましてや女性などの、十分に内容を知らない人は、決してできるものではありません。おたずねになるまでもなく、無益なものです。

 

「理観」は普遍的な真理そのもを観察すること。

 

下記を参考にさせて頂きました。
浄土宗大辞典
法然浄土教と民俗信仰――『百四十五箇條問答』を中心として―― 伊藤唯信
『一百四十五箇条問答』法然が教えるはじめての仏教 石上善應

出典は、
原文は、SAT(「大藏經テキストデータベース」)より
和訳は、『一百四十五箇条問答』法然が教えるはじめての仏教より
 ※適宜空白、改行を入れました。和訳には()内補いました。