和尚のひとりごと№1778「六時礼讃 後夜礼讃1」
和尚のひとりごと№1778「六時礼讃 後夜礼讃1」
【原文】
第四謹依天親菩薩願往生礼讃偈二十拝常後夜時礼
【読み下し】
第四に、謹みて天親菩薩の願往生礼讃の偈に依り、二十拝、後夜の時に当りて礼す
(善導『往生礼讃偈』)
【意味】
第四に、謹んで、天親菩薩の往生を願う礼讃の偈に依って、二十の礼拝を、夜の終わりの時間(寅の刻、午前四時頃)に行う。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。