和尚のひとりごと№1737「六時礼讃 中夜礼讃56」

和尚のひとりごと№1737「六時礼讃 中夜礼讃56」

【原文】
略懺悔(回向)

我今修此福
廻生安楽土

【読み下し】

我れ今、此の福を修して、
廻して安楽土に生ぜん。

【意味】

私は今これらの福徳を修め
功徳を回し向けて安楽なる世界へ生まれよう。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。

訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。