和尚のひとりごと№1727「六時礼讃 中夜礼讃46」

和尚のひとりごと№1727「六時礼讃 中夜礼讃46」

 

 

【原文】
略懺悔(勧請)

為抜群生離諸苦
勧請常住転法輪

【読み下し】

群生を抜きて諸苦を離れしめんが為に、
勧請す。常に住して法輪を転じまたえ。

【意味】

人々をして諸々の苦しみより離れさせんが為に
ここに来たりて、いつまでも法の輪を転じ給え。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。

訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。