和尚のひとりごと№1714「六時礼讃 中夜礼讃34」
和尚のひとりごと№1714「六時礼讃 中夜礼讃34」
【原文】
南無至心帰命礼西方極樂世界
諸菩薩清浄大海衆
願共諸衆生 往生安楽国
【読み下し】
南無し心を至し帰命して、西方極楽世界の
諸菩薩・清浄大海衆を礼したてまつる。
願わくは諸の衆生と共に 安楽国に往生せん。
【意味】
心より西方極楽世界の浄らかなる聖者たちに帰依いたします。
願わくは人々とともにことごとく安楽の世界に往生できますように。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。