和尚のひとりごと№1667「六時礼讃 初夜礼讃77」
和尚のひとりごと№1667「六時礼讃 初夜礼讃77」
勝縁勝境悉現前
願覩弥陀大悲主
観音勢至十方尊
【読み下し】
勝縁・勝境・悉く現前せんと。
願わくは弥陀大悲主、
観音、勢至、十方尊を覩たてまつらん。
【意味】
優れた因縁と素晴らしい境地が、ことごとく眼前に現れますように。
願わくは、見たてまつらん
大慈悲を垂れ給う阿弥陀佛、観音菩薩、勢至菩薩、および十方世界の世尊を。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。