和尚のひとりごと№1653「六時礼讃 初夜礼讃64」
和尚のひとりごと№1653「六時礼讃 初夜礼讃64」
爾時聞一念
皆当得生彼
願共諸衆生 往生安楽国
【読み下し】
その時に聞きて一念せんも
皆まさに彼に生ずることを得べし
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん
【意味】
その時にあってもひとたび念ずれば
皆が必ず彼の浄土に往生できる。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。