和尚のひとりごと№1524「日中三尊礼 13」

和尚のひとりごと№1524「日中三尊礼 13」

 

観音菩薩大慈悲 かんのんぼーさつ だいじーひーいー

訳「観音菩薩はその大慈悲ゆえに、」

「観音」は大慈・大悲のこころを象徴する菩薩。勢至菩薩とともに弥陀如来の脇侍です。原語の呼び名の変化から「観世音」(衆生の音声を観ずる)から「観自在」(衆生の苦悩や世の実相を観察するに自在)へと変わり、『般若心経』では智慧の菩薩「観自在菩薩」として登場します。