和尚のひとりごと№1503「偈文95」

和尚のひとりごと№1503「偈文95 五観その1」

五観(ごかん)その1
食作法じきさほうで唱える文。食事五観ともいいます。
檀信徒のための「食前のことば」は、五観の要旨を簡略にしたものです。
分けて紹介していきます。

「一には功の多少を計り彼の来処を量る」
(意味)
一つには、この膳になるまでに食物がいかに多くの労力と手間がかかっているかという人々の辛苦を思い、またこの食物がどこからどのようにしてもたらされたかという施主の恩を思う。