和尚のひとりごと№1485「偈文77」

和尚のひとりごと№1485「偈文77 晨朝無常偈」

 

晨朝無常偈(じんじょうむじょうげ)

(意味)
煩悩を滅した覚りの境地に入ろうと欲するのであれば、まずは少欲知足の教えを学ばなければならない。衣服や食事は命を支えられる程度であれば十分であり、その善し悪しに左右されることなく施しに応じるべきである。諸々の衆生よ、一日一日晨朝に仏法僧戒捨天を念ぜよ

善導大師が記されました『往生礼讃』の無常偈の一つです。「晨朝礼讃偈」を終えるにあたり、この世のあらゆるものが無常であることを説く偈文です。