和尚のひとりごと№1472「偈文65」
和尚のひとりごと№1472「偈文65 睡眠偈」
睡眠偈(すいみんげ)
(意味)
身体は安穏にして、心は乱れることなく、眠りにつくことを念じる文。もし就寝するときには、あらゆる人々と共に、身も心も安穏にして乱れることがないように願いたい
就寝するときに唱える偈文。法然上人が「阿弥陀仏と十声称えて眠まどろまん永き眠りになりもこそすれ」と詠ったことにもとづき、毎夜眠りにつくとき、西方に向かい、このところに阿弥陀仏が来現ましますと思い、必ず来迎引摂したまえと十念して臥す。この睡時十念は浄土宗の就寝時の作法でございます。