和尚のひとりごと№1468「偈文61」
和尚のひとりごと№1468「偈文61 晨朝無常偈」
晨朝無常偈(じんじょうむじょうげ)
(意味)
煩悩を滅した覚りの境地に入ろうと欲するのであれば、まずは少欲知足の教えを学ばなければならない。衣服や食事は命を支えられる程度であれば十分であり、その善し悪しに左右されることなく施しに応じるべきである。諸々の衆生よ、一日一日晨朝に仏法僧戒捨天を念ぜよ
善導『往生礼讃』の無常偈の一つ。『往生礼讃』諸本では「平旦偈」と呼ばれるが、通称、「晨朝無常偈」とされます。「晨朝礼讃偈」を終えるにあたり、この世のあらゆるものが無常であることを説く偈文です。