和尚のひとりごと№1461「偈文54」

和尚のひとりごと№1461「偈文54 食訖偈」

 

食訖偈(じきこつげ)

(意味)
この食事で身も心も満ち足りて、共になすべきことをなして、仏の智慧が具わることを念じる。

食作法で食事後に唱える偈文です。ただし、小食(朝食)のときは「小食已訖しょうじきいこつ」と唱え、正食(昼食)には「飯食已訖」と唱えます。「食訖」はこの食事で満ち足り訖おわったという意味です。この偈文を唱えてから十念して食作法を終えます。