和尚のひとりごと№1292「四誓偈8」
和尚のひとりごと№1292「四誓偈8」
功祚成滿足 威曜朗十方 日月戢重暉 天光隱不現
くそじょうまんぞく いよろうじっぽう にちがっしゅうじゅうき てんこうおんぷげん
功祚、成満足して、威曜十方に朗かならん。日月重暉を戢めて、天の光も隠れて現ぜじ。
【言葉の説明】
功 法蔵菩薩の修行の成果のこと
祚 仏の位になること
成満 修行の完成
威曜 仏の不思議な威力の輝き
【現代語訳】
仏として具えるべき功徳をすべて具え
その身体から発せられる光はあらゆる世界で輝き
太陽の光も月の光もその輝きに飲み込まれ
神々の光も打ち消されて輝きを失うほどである
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房