和尚のひとりごと№1289「四誓偈5」

和尚のひとりごと№1289「四誓偈5」

 

 

離欲深正念 淨慧修梵行 志求無上道 爲諸天人師
りよくじんしょううねんじょうえしゅぼんぎょうしぐむじょうどういしょてんにんし

離欲と深正念と浄慧と梵行を修して、無上道を志求して、諸の天人師とならん

【言葉の説明】
離欲    欲を離れること
深正念   深い精神の集中のこと
浄慧    智慧を浄化すること
梵行    し順な暮らしのこと

【現代語訳】
欲望から離れ深遠な正しい思念を保ち
清らかな智慧を具え尊い梵行を修め
この上ない覚りの境地を得ようと志して
あらゆる天人や人々を導く師に私はなりたい。

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房