和尚のひとりごと№1277「第41願 諸根具足願」

和尚のひとりごと№1277「第41願 諸根具足願」

 

第41願 諸根具足願(しょこんぐそくがん)

設我得佛他方國土諸菩薩衆聞我名字至于得佛諸根闕陋不具足者不取正覺

 

せつがとくぶつたほうこくどしょぼさつしゅうもんがみょうじしうとくぶつしょこんけっるふぐそくしゃふしゅしょうがく

 

たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、仏を得んに至るまで、諸根闕晒して具足せずんば、正覚を取らじ

 

【言葉の説明】
根    眼・耳・鼻・舌・身・意、等の諸々の機能をさします

 

【現代語訳】
私が仏となる以上、他方の国土の菩薩たちが仏としての私の名を聞いたならば、彼らが仏となるまでの間、眼・耳・鼻・舌・身・意の知覚機能に不自由なことがないようにしよう。それができないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。

 

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房