和尚のひとりごと№1269「第33願 触光柔軟願」
和尚のひとりごと№1269「第33願 触光柔軟願」
第33願 触光柔軟願(そっこうにゅうなんがん)
設我得佛十方無量不可思議諸佛世界衆生之類蒙我光明觸其身者身心柔輭超過人天若不爾者不取正覺
せつがとくぶつじっぽうむりょうふかしぎしょぶっせかいしゅじょうしるいむがこうみょうそくごしんじゃしんじんにゅうなんちょうかにんでんにゃくふにしゃふしゅしょうがく
たとい我、仏を得んに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、我が光明を蒙りてその身に触れん者、身心柔軟にして、人天に超過せん。もし爾らずんば、正覚を取らじ
【言葉のせつめい】
身心柔軟 教えを素直に受けいれられる素直さのこと
【現代語訳】
私が仏となる以上、数限りないあらゆる仏の世界に生きている者が、その身を私の光明に照らさ れたならば、身も心もやわらぎ、他の人々や天人よりも幸福な者となるようにしよう。そうならないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房