和尚のひとりごと№1256「第二十一 三十二相願」
和尚のひとりごと№1256「第二十一 三十二相願」
第二十一 三十二相願(さんじゅうにそうがん)
設我得佛國中人天不悉成滿三十二大人相者不取正覺
せつがとくぶつこくちゅうにんでんふしつじょうまんさんじゅうにだいにんそうしゃふしゅしょうがく
たとい我(われ)、仏を得んに、国の中の人天、ことごとく三十二大人の相を成満せずんば、正覚を取らじ。
【言葉の説明】
三十二大人の相 大人は仏さまを表します 三十二の相は仏さまが具える三十二の身体的特徴のことです
【現代語訳】
私が仏となる以上、私の国土に住む人々や天人が、みな仏の身に具わるという三十二種類のすぐれた特徴を、万が一にも、たった一つでも具えないようなことがあるならば、私は仏となるわけにはいかない。
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (注解者 阿満利麿 筑摩書房)