和尚のひとりごと№1759「六時礼讃 中夜礼讃77」

和尚のひとりごと№1759「六時礼讃 中夜礼讃77」

【原文】

衆苦痛集安可眠

【読み下し】

衆の苦痛集まる、安ぞ眠るべき。

【意味】

様々なる苦しみ痛みがやって来る、安らかに惰眠を貪れようか

 

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。

訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。