和尚のひとりごと№1722「六時礼讃 中夜礼讃42」
和尚のひとりごと№1722「六時礼讃 中夜礼讃42」
【原文】
略懺悔
応受無量生死苦
頂礼懺悔願滅除
【読み下し】
まさに無量の生死の苦を受くべし。
頂礼して懺悔したてまつる。願わくは滅除したまえ。
【意味】
まさしく量り得ぬほどの生死の苦しみを受ける事になる。
心より懺悔したてまつる。願わくはこれらの罪を消し去って下さいますように。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。