和尚のひとりごと№1708「六時礼讃 中夜礼讃28」
和尚のひとりごと№1708「六時礼讃 中夜礼讃28」
【原文】
廻施衆生生彼国
願共諸衆生 往生安楽国
【読み下し】
衆生に回施して彼の国に生ぜしめん。
願わくは諸の衆生と共に 安楽国に往生せん。
【意味】
衆生に回し施して極楽へと生まれさせんとされている
願わくはすべての衆生と共に、安楽国に往生できますように。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。