和尚のひとりごと№1677「六時礼讃 初夜礼讃87」

和尚のひとりごと№1677「六時礼讃 初夜礼讃87」

 

 

願弟子等
臨命終時 心不顚倒 心不錯乱 心不失念

【読み下し】
願わくは弟子等
命終の時に臨んで心顚倒せず、心錯乱せず、心失念せず。

【意味】
願わくは仏弟子たちよ、
まさに命終ろうとする時には、心うろたえる事なく、心取り乱す事なく、心失う事なきように。

 

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。