和尚のひとりごと№1647「六時礼讃 初夜礼讃58」
和尚のひとりごと№1647「六時礼讃 初夜礼讃58」
謙敬聞奉行
踊躍大歓喜
願共諸衆生 往生安楽国
【読み下し】
謙敬して聞きて奉行し
踊躍して大いに歓喜す
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん
【意味】
慎み敬って法を聞き実践して
心より喜んで躍り上がるばかりである。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。