和尚のひとりごと№1431「偈文25」

和尚のひとりごと№1431「偈文25 聞槌の偈」

 

 

 

(意味)

食作法においてかつて我が宗でも唱えられていたもの。
献膳(けんぜん)のあと、槌(つち)が鳴らされて、大衆一同で唱える。
釈尊の御一代の大事を想起する内容となっている。
”仏はカピラヴァストゥに降誕し、マガダ国にて成道し
ヴァーラーナシーにて最初の説法を行い、クシナガラにて入滅された”
これらの土地は現在に至るまで仏教徒にとって大切な四大聖地である。
すなわち、生誕のルンビニ―、成道のブッダガヤ、初転法輪のサールナート、般涅槃(入滅)のクシナガラである。