和尚のひとりごと№1424「偈文18」
和尚のひとりごと№1424「偈文18 祝聖文」
(意味)
天下はすべてが穏やかであり、太陽や月は清らかで汚れなく、風や雨も時に相応しく、天災や疫病も起こりません。国土は豊かで、人々は安らかに過ごし、武器を用いるような争いもありません。〔人々は〕徳のあることが尊敬され、慈しみの心をおこして、礼儀と謙譲とを実践することに努め励むのであります。
『浄土宗日常勤行式の総合的研究』より
仏ある国土を讃え、そのような世界の実現を祈念する内容であり、祖山声明の伽陀としても唱えられる。