和尚のひとりごと№1280「第44願 具足徳本願」
和尚のひとりごと№1280「第44願 具足徳本願」
第44願 具足徳本願(ぐそくとくほんがん)
設我得佛他方國土諸菩薩衆聞我名字歡喜踊躍修菩薩行具足德本若不爾者不取正覺
せつがとくぶつたほうこくどしょぼさつしゅうもんがみょうじかんぎゆやくしゅぼさつぎょうぐそくとくほんにゃくふにしゃふしゅしょうがく
たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、歓喜踊躍して、菩薩の行を修し、徳本を具足せん。もし爾らずんば、 正覚を取らじ。
【現代語訳】
私が仏となる以上、他方の国土のたちが仏としての私の名を聞いたならば、飛び上がらんばかりに歓喜し、菩薩の行を修めて、様々な功徳を具えることができるようにしよう。 万が一にもそれができないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房