和尚のひとりごと№1272「第36願 常修梵行願」
和尚のひとりごと№1272「第36願 常修梵行願」
第36願 常修梵行願(じょうしゅうぼんぎょうがん)
設我得佛十方無量不可思議諸佛世界諸菩薩衆聞我名字壽終之後常修梵行至成佛道若不爾者不取正覺
せつがとくぶつじっぽうむりょうふかしぎしょぶっせかいしょぼさつしゅうもんがみょうじじゅじゅうしごじょうしゅぼんぎょうしじょうぶつどうふにしゃふしゅしょうがく
たとい我、仏を得んに、十方無量不可思議の諸仏世界のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、寿終わりの後、常に梵行を修して、仏道を成るに至らん。もし爾らずんば、正覚を取らじ。
【現代語訳】
私が仏となる以上、数限りないあらゆる仏の世界に住む菩薩たちの中で、仏としての私の名を聞く者は命尽きた後、どこに生まれ変わったとしても常に禁欲の行たる梵行を修めて、仏道を成し遂げるようにしよう。それができないようであれば、 私は仏となるわけにはいかない。
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房