和尚のひとりごと№1262「第27願 所須厳浄願」

和尚のひとりごと№1262「第27願 所須厳浄願」

 

 

 

第27願 所須厳浄願(しょしゅごんじょうがん)

設我得佛國中人天一切萬物嚴淨光麗形色殊特竆微極妙無能稱量其諸衆生乃至逮得天眼有能明了辯其名數者不取正覺

 

せつがとくぶつこくちゅうにんでんいっさいまんもつごんじょうこうらいぎょうしきしゅどくぐみごくみょうむのうしょうりょうごしょしゅじょうないしたいとくてんげんうのうみょうりょうべんごみょうしゅしゃふしゅしょうがく

 

たとい、われ仏を得んに、国の中の人天、一切萬物厳淨光麗にして、形色殊特ならん、窮微極妙にして、能く称量することなけん。そのもろもろの衆生、乃至天眼を逮得せん、能く明了にその名数を弁うることあらば、正覚をとらじ

 

【現代語訳】
私が仏となる以上、私の国土のあらゆるものが清らかに光り輝いているさま、 形も色も際立っていて絶妙であるさま、 それらについて私の 国土に住む人々や天人が誰であっても、言葉では讃え切れないほどのものとしょう。 さらに人々が天眼をはじめとする神通力を得たとしても、それによって万が一にもそのありさまについて何がどれだけあるかをはっ きり説きすことができるほどであれば、私は仏となるわけにはいかない。

 

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

無量寿経 (注解者  阿満利麿  筑摩書房)