和尚のひとりごとNo1130「法然上人一代記 58」
58.東山山麓に安置 法然上人のご遺言は次の通りでありました。 「私が滅したのち、その追善のための造仏や写経などをせず、報恩の志ある者は一向に念仏しなさい」 しかしながら高弟であった信空...
58.東山山麓に安置 法然上人のご遺言は次の通りでありました。 「私が滅したのち、その追善のための造仏や写経などをせず、報恩の志ある者は一向に念仏しなさい」 しかしながら高弟であった信空...
57.真影の法然上人 「光明遍照(こうみょうへんじょう) 十方(じっぽう)世界(せかい) 念仏(ねんぶつ)衆生(しゅじょう) 摂取不捨(せっしゅふしゃ)」 如来さまの光明はあまねく十方世界を照らして ...
56.法然上人往生される 病床にありながらも高声にて念仏を相続される上人の目の前には数々の瑞相(ずいそう)が現われたといいます。ある時には観音・勢至の両菩薩さまが出現され、やがて阿弥陀如来さまも上人の...
55.遺跡は諸州に さらに二日経った正月三日、弟子の一人が上人に尋ねました。 「この度こそ、必ず往生されますでしょうか?」 「私はもと極楽にいた身であるから、きっと極楽へと帰り往くであろう」 とお答え...
54.一枚起請文 そのような上人のお姿をつぶさに見ていたのが門弟の源智上人であります。源智は上人に懇願しました。 「念仏の安心、年来御教戒にあずかりましたが、なおご自筆に肝要のご所在を一...