和尚のひとりごとNo1133「法然上人一代記 61」
61.念仏の教えは全国に 法然上人の遺骨は宝(ほう)瓶(びょう)におさめられ、貞永二年(一二三三)には二尊院の雁塔に奉納されたと伝えられます。その後分骨され、源智が文暦元年(一二三四)に知恩院を再興し...
61.念仏の教えは全国に 法然上人の遺骨は宝(ほう)瓶(びょう)におさめられ、貞永二年(一二三三)には二尊院の雁塔に奉納されたと伝えられます。その後分骨され、源智が文暦元年(一二三四)に知恩院を再興し...
60.粟生野での火葬 遺骸が暴(あば)かれることを心配した信空らはかの九条兼実の息子であった僧正良快に相談し、上人の遺骸を秘かに改葬する事にしました。当初は嵯峨を目ざしたのですが、途中で邪魔されること...
59.上人滅後の迫害 世に偉大なる存在の社会に対する影響力は大きく、また自ずと多くの人々を感化してしまうものです。そしてそれに対する反発もやむを得ぬものかもしれません。ましてやその思想が真に革命的であ...
58.東山山麓に安置 法然上人のご遺言は次の通りでありました。 「私が滅したのち、その追善のための造仏や写経などをせず、報恩の志ある者は一向に念仏しなさい」 しかしながら高弟であった信空...
57.真影の法然上人 「光明遍照(こうみょうへんじょう) 十方(じっぽう)世界(せかい) 念仏(ねんぶつ)衆生(しゅじょう) 摂取不捨(せっしゅふしゃ)」 如来さまの光明はあまねく十方世界を照らして ...