仏事よろず相談
仏事よろず相談について
玉圓寺では、供養、法事、葬儀、お墓じまい、仏壇処分(閉眼)など
気になることがあればご相談をお受けします。また仏事に関する相談を受付けております。先祖守り、お墓守り、葬儀に関してもよくわからない方も多いかと感じます。
少子高齢化の中、家庭内での仏事継承も少なく、知る機会もあまりないのではないかと思います。万が一の時に備え、また今後を考え、今、直面している問題含め仏事に関する相談などあればお気軽にご連絡ください。
法事って何?
亡くなられて満二年目なのに、どうして三回忌というのか。
仏教儀礼では、数え年を用いています。
数え年では生まれたばかりの子を一歳とするのと同様に、仏事においても往生されたその年を「一」と数えるので、亡くなられて二年目の命日を三回忌とし、以降も同様に、六年目に七回忌、十二年目に十三回忌となります。ただ亡くなって一年目の命日を、二回忌と呼ばず一周忌と使い分けています。
「周」はぐるりとひとめぐりすること、「回」はぐるぐる繰り返しめぐること、および、その度数を示します。つまり、月日が基点から基点へひとめぐりしたという視点から、一年目の命日を一周忌と呼び、年を重ね毎年めぐり来るという視点から、その後の命日を数え年で0回忌というのです。
中陰?
お葬式や法事をされる時に六曜の友引を気にされる方が多いと聞きます。実際私たちもよく友引や仏滅に絡んでの日程の相談を受けます。ただ結論から申しますと一切関係ありません。
友引が嫌われる理由として挙げられるのはお葬式や法事をすると友が冥土に引き寄せるとの迷信からだと思います。確かに昔は火葬場も休業しているのが基本でしたが今では友引休業を廃止しているところも多いです。また、縁起の悪い日の代表とされる仏滅も本来は虚亡(諸説有り)からの当て字です。確かにお釈迦様が亡くなられた2月15日が旧暦では必ず仏滅になりますが、それは偶然の一致です。
そもそも六曜とは中国で生まれましたが、その暦が確立した時代は全く不詳です。そして日本に伝わったのは14世紀末期とされています。現在では
先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口
で認識されていますが、元々は
即吉→共引→周吉→虚亡→泰安→赤口(名称には諸説有り)です。つまり仏教と関わり合いそうな言葉が多いですが、それは全くの当て字です。
この事から日本で始まった仏教と六曜とは関係ありません。ただ世の中には色々な考え方があります。最終的にはご自分で判断されるのが良いと思いますが、あまり気にしなくても良いというのが結論です。