和尚のひとりごと№1930「一百四十五箇条問答」10

和尚のひとりごと№1930「一百四十五箇条問答」10

『一百四十五箇条問答』 問

 

この〔薬師〕七仏の名号をとなえるようにと、ある方がおっしゃられたままに信じておりますれば、罪は消えてしまうものでしょうか。どんなことより、おっしゃられたことが、たのもしくみえて、このように申し上げるのですが。

 

「七仏」は薬師如来の異名ともされる善称名吉祥王如来・宝月智厳光音自在王如来・金色宝光妙行成就如来・無憂最勝吉祥如来・法海雷音如来・法海勝慧遊戯神通如来・薬師瑠璃光如来のこと。当時は七仏薬師を本尊とする息災と増益を祈る修法が盛んに行われた。

 

下記を参考にさせて頂きました。
浄土宗大辞典
法然浄土教と民俗信仰――『百四十五箇條問答』を中心として―― 伊藤唯信
『一百四十五箇条問答』法然が教えるはじめての仏教 石上善應

出典は、
原文は、SAT(「大藏經テキストデータベース」)より
和訳は、『一百四十五箇条問答』法然が教えるはじめての仏教より
 ※適宜空白、改行を入れました。和訳には()内補いました。